プロローグ
最近転居しまして、自宅のインターネットをドコモ光にする予定なのですがNTTに住所登録をするところからになるとのことでした。
ドコモ光は申し込みが8月半ばで開通は9月下旬予定です。
1ヶ月以上ネットが使えないと仕事ができず家族も困るため、仮で使えるネット回線を探しました。
そこでふと目に入ったのが、楽天モバイルのモバイルルーター。
モバイルルーター本体を1円でばら撒いており容量無制限で月3000円切って、いつ解約しても違約金なしはとりあえずお試しでもいいなと思い契約してみました。
Rakuten WiFi Pocket 2Cの課題と対策
同時接続数
公式HPに記載がある通り同時接続数は「16」で、モバイルルーターとして持ち運んで使用する分には申し分ないですが、ホームユースでゴリゴリ使おうとなると話は別。
宅内のIoT機器を繋げ出したらあっとゆうまに同接の上限に達して、なんならIoT機器が常時Wi-Fi接続を占有するのでスマホやPCが接続しようとしても接続できなくて困ることもしばしばありました。
Wi-Fi同時接続数が少ないため、今回は以下のようなWi-Fi中継機を使うことで無理やり解決させました。
モバイルルーター自体のDHCPサーバは16台以上払い出せるようなので、中継機に機器を接続させれば多くの機器を接続することができるようになります。
コツとしてはモバイルルーターとWiFi中継機を出来るだけ近くに配置すること。
ぶっちゃけ、これがほぼ最終形態です。
Wi-Fiの到達距離
機器の設定でWi-Fiカバレッジの設定ができますが、長距離モードでも戸建ての端から端はカバーできませんでした。
対策は前述の通り、中継機などを使用することで改善しました。
高温環境だと充電が止まる
高温環境で使用していると警告が画面に表示されて充電が停止されます。
そして著しくインターネット速度が遅くなって使い物にならなくなります。
これが厄介で、高温状態が続くとずっと充電されずにバッテリーが尽きていつの間にかネットが使えない・・・ということがしばしばありました。
対策は下図の通り、モバイルルーターを強制的に冷却することにしました。
そしてWiFi中継機を導入したことによってRaspberryPiのOpenWRT経由での接続を廃止としました。
長時間充電すると充電が止まる
バッテリを積んでいるためか、充電しっぱなしで使用していると充電が停止されます。
これが結構致命的で、USB経由のインターネット接続も切断されるっぽいです。
そのため当初はRaspberry PiにUSB-Cでモバイルルーターを接続し、OSはOpenWRTをインストールして無線APを立てて運用していましたが、充電が止まるタイミングでインターネット回線も切断されるため運用に耐えず上記の中継機の構成となりました。
対策は前述の通り、RaspberryPiのOpenWRT経由からWiFi中継機経由にしたことでUSBの切断でも悩まされることはなくなりました。
最終的な構成
ガチで1ヶ月使い倒して落ち着いた構成が数の通り。
モバイルルータ本体はUSB扇風機で強制的に冷却。そしてなるべく近くにWiFi中継機を設置して機器は中継機に接続。
中継機にRJ45の有線イーサネットがあるタイプのため、それをハブで分岐して在宅勤務で使用している業務用PCなどを接続することで比較的安定して通信が出来ている印象です。
ちなみに楽天のモバイルルーターは2.4Ghzしか対応していませんが、中継機は2.5Ghz/5Ghz両方対応しています。
ただ5Ghz接続してもインターネット通信はモバイルルーターと中継機間の2.4Ghzがボトルネックになりますが、5Ghz接続機器間の通信はそれなりかと思います(知らんけど)
有線接続のMacでSpeedtestすると、これくらいでした。
エピローグ
RaspberryPiのOpenWRT環境だとTailscaleなどが使えて使い勝手がよかったのですが、安定性を求めるとWiFi中継機の構成が一番よかったです。
ドコモ光が開通したら楽天モバイルは解約して、ルーターはSIMフリーなので別のSIMで運用しようと思います。(車載用はHISモバイルで運用しているので)
9月は20日時点で348GBほど利用していますが、特に速度制限がかかるような感覚はありません。
他のレンタルWiFiなどは制限がありますが、モバイルルーター本体は1円で通信量は月3000円で容量無制限の楽天モバイルルーター、結構お得じゃないでしょうか。
記事は以上